一般の方がデータのバックアップ先として思いつくのがCD-RやDVD-Rなどの記録メディアです。最近はメディアの単価も安くなり、バックアップ先として適しているようにも感じますが、これらのメディアに保存する際、フロッピーディスクに保存するようにドラッグやコピーペーストではデータを保存できません。CD-RやDVD-Rは基本的に専用の「書き込みソフト」を立ち上げて記録する必要があり、それらもフロッピー等と比べて2、3過程多いのが通常です。そのため、若干手間がかかり、人間ですからデータのバックアップも面倒になって、バックアップの頻度も下がってしまうのが普通です。また、基本的にCD-R・DVD-Rは一度きりの記録しかできず、フロッピーのように上書きや消去ができません。CD-RW・DVD-RWは何度も書き込みができるのですが、基本的に次回に書き込む際にはメディア全体を全消去した上で新たに書き込みを行います。ただ、デメリットだけではなくて、その後も変更などを行わない「2007度家族写真」などの永久保存版的なデータはCD-RやDVD-Rに保存し、ライブラリとして残されるのは良い方法と考えます。
上記で触れたフロッピーディスクですが、記録できる容量が1.4MBと極めて少なく、データの容量が大きくなってきた現代では、デジカメの写真1枚も保存できない容量です。また記録する速度も遅く、とてもバックアップの使用に堪えません。オフィスなどでいまだに人気のMOディスクですが、速度はフロッピーよりもかなり速く、データの容量が小さければバックアップ先として良いのですが、メディアの単価も下げ止まっていて、その専用のドライブが必要なことなどから、コスト面からも新たにバックアップ先として用意するメリットは低いと思われます。しかし、フロッピー・MOディスクはデータの上書きや消去・追記もパソコン内部でのデータの取り扱いと同様にできるため、バックアップ作業を行いやすいメリットはあります。
その他ZIPやテープメディアなど、さまざまな記録メディアの存在しますが、専用のドライブが必要となるため、コスト面からもやはり新たに導入するメリットは少ないと思われます。
外付けハードディスクの次にお勧めなのが、USBのフラッシュメモリです。現在は価格も下がったため、データの持ち出しなどに使用されている方も多いと思います。MOディスク同様、データの上書きや追記が可能で、バックアップしなければいけない重要なデータが多くても数GBの場合は、価格や省スペース性からこのUSBフラッシュメモリがお勧めです。また、SDカードなどデジカメの記録メディアも、パソコンにカードリーダーがあれば同等の値段・性能でバックアップに向いていると言えます。
話を戻すと、データのバックアップには価格、記録や読み取り速度、上書きや消去ができるかどうか、パソコンとの接続の容易さ等が関係してくるため、最もバックアップに適しているのが「USB接続の外付けハードディスク」ということになります。USB接続の外付けハードディスクは年々価格下がってきており、250GBのものでも12,000円程度で入手可能です。普段外付けのハードディスクにデータをバックアップしていれば、パソコンが起動しないなどの非常時に、他のパソコンに接続して簡単にデータを使用することができます。
そのバックアップの頻度も重要で、週一度バックアップしていれば、上記の様な非常時には1週間以内のデータの損失で済み、もちろん毎日バックアップを行えば万全と言えるでしょう。人間が手動でバックアップ作業を行う際、実際問題手間や転送速度も重要で、この面でも外付けハードディスクは優れていると言えます。
実際のデータのバックアップ作業の方法や流れなどについて、次回解説したいと思います。
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